現在の仕事内容は?
プロセス装置課では半導体製造装置を取り扱っています。その中で私は、お客様先に赴き半導体エッチング装置の予防保全および保全提案を担当しています。予防保全ではお客様の装置が安定して稼動するよう、故障する前にメンテナンスを実施し、 保全提案では予防保全を実施するための計画や、お客様の使い方に合わせた装置のバージョンアップを提案させていただきます。お客様先には2〜3名体制でお伺いし、関東、甲信越、東北、北海道と東日本全域に及ぶので出張もあり、大掛かりな作業になると1週間の出張になることもあります。
現在の仕事や会社に興味を持ったきっかけは?
父が機械系の企業に勤めていたので、小さな頃からこの業界を身近に感じていました。テレビでも工業系の番組やドキュメンタリー番組を父とよく観ていたので、自然と機械に携わる仕事に就きたいと思い高等専門学校に進学しました。就職活動の中で当社が半導体関連の装置を扱っていることを知り、ただ機械を触るだけではなく最先端技術に携わる仕事をしてみたいと思うようになったことがきっかけです。
入社の決め手は?
ただ装置をメンテナンスするだけではなく、お客様の要望に寄り添い、装置のバージョンアップを提案していく中でさまざまな挑戦ができそうだと感じたことです。最先端の技術に携わる会社の中でも、一番おもしろそうな会社だと思い入社を決めました。
印象に残っているエピソードは?
オーバーホール作業後の運転確認時に予期せぬ故障が発生したことがありました。作業開始前は問題なく稼動しており、作業時にも故障に繋がるようなことはなかったため、なぜ故障が発生したのか当時の自分には理解できませんでした。しかし、一緒に作業を行っていた経験豊富なベテランの先輩が、表示されるエラーコードから多岐に渡る故障の原因を一つずつ落ち着いて突き止め、無事に解決することができました。この時に先輩が話していた「どれだけ保全を行っていても、装置自体が古くなると電源のON/OFFだけでも故障する可能性が高くなる」という教えが印象に残っています。
同期とのエピソードは?
入社2年目の時に台湾出張がありました。同期1名と先輩2名と一緒だったのですが、同期と私はまだ分からないことが多く、また初めての海外出張で言葉の壁に苦労を感じました。先輩から指導を受けながら現場からホテルまでの帰りのタクシーの中、同期と二人で反省会をして慰め合いました。同期がいたからこそ乗り越えられたのだと思います。
入社してから成長を感じることは?
お客様とのやり取りはもちろん、普段一緒に仕事をする先輩や後輩との会話を通してコミュニケーション力が向上したと感じています。技術面でも着実にできることが増えてきて予期せぬトラブルに対しても解決に導く対処ができるようにもなりました。エラーコードから原因究明に必要な知識がついてきたと実感しています。
仕事で大切にしていることは?
お客様の装置の稼動を止めないようにすることが、予防保全の第一の目的です。少しでも早く問題を察知できるように心がけています。またサービスエンジニアとしてより良い保全提案や新規装置の提案ができるようになるには、技術力はもちろん、お客様との信頼関係が重要です。話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。
やりがいを感じるときは?
第一にお客様の装置が問題なく動いていることを確認した時にやりがいを感じます。ただ、どうしてもトラブルは起きてしまうもので急に装置が故障する場合もあります。緊急対応でお客様先に赴き、すぐ稼動できる状態に復旧させた時にいただけるお客様からの感謝の言葉はとても嬉しいです。
将来の目標は?
プロセス装置部で扱っている装置は6種類あります。種類分けはされていますが、お客様ごとに装置の仕様が異なるため、装置の違いを熟知して、すべての装置においてどんな事態にも対応できるよう、技術力を高めることが今の目標です。
この会社の魅力は?
一番のオススメは福利厚生が充実しており、家賃補助や転勤時の手当もあります。年休も取りやすく勤務時間も自分で調整することができるので、ライフスタイルに合わせて働きやすい職場です。