現在の仕事内容は?
店頭で販売されている食品や飲料のラベルには成分表示がありますが、分析装置はどの成分がどのくらい含まれているかを分析することができます。私たちは東京を起点として関東をはじめ、山梨南部や長野南部の食品・製薬、フィルムメーカーなどのお客様先に赴き、その分析装置を安定稼動させるためのメンテナンスや装置のバリデーション、不具合対応、ソリューションサービスなどを行っています。
現在の仕事や会社に興味を持ったきっかけは?
当初は自動車やバイクなど機械で動く乗り物の開発や製造に興味があり、学生時代は機械工学を専攻していました。大学の実験室にある分析装置の問い合わせ先だったことで当社を知り、装置が正常に使えることの大切さについて考え始め、サービスエンジニアという職種を知りました。
入社の決め手は?
会社説明会に参加した際、会社概要や仕事の内容について説明が分かりやすく印象が強かったことが大きいと思います。また懇談会では、年齢の近い社員の方と直接お話しする機会がありました。当時、私はサービスエンジニアのメイン業務は故障による不具合対応と思っており、装置を使えないお客様への対応やプレッシャーに不安を感じていましたが、そのことについて正直に質問したところ、お客様との関係を築いていけば心配することはないと。学生の私にはとてもありがたいお答えでした。
入社前後でギャップを感じたことはありますか?
実際のサービスエンジニアのメイン業務は不具合対応ではなく、安定稼動のための定期的なメンテナンスになります。お客様も親切な方が多く、懇談会で先輩が話してくれたことは本当だったと実感しました。
印象に残っているエピソードは?
成分分析を行う高速液体クロマトグラフ装置の移設、セットアップから性能確認までを行った時のことです。工程の中で単独作業があり、当時は知識も経験も少なかったのでプレッシャーを感じていました。各システムで構成が異なるため、取扱説明書やマニュアルでは判断が難しいところは先輩に電話で指示やアドバイスを仰ぎながら作業を行いました。作業前のレビューで装置の構成や作業の注意点を把握しておくこと、そして冷静に一つ一つ確認しながら作業することの大切さを学びました。
あなたにとって同期とはどのような存在ですか?
入社式が終わって間もなく、1年間の研修が始まります。まず茨城にある当社の施設での研修が3カ月ほどありますが、寮生活になるので同期との付き合いが濃くなり、部門の垣根を超えてたくさんの同期と話をしました。困ったときに相談ができる心強い存在です。
あなたにとって先輩とはどのような存在ですか?
こう言うと叱られるかもしれませんが、先輩というより仲間として接しており、とても良くしてもらっています。先輩方はエンジニアとしての引き出しがとても多く、気軽に相談の電話をかけてしまう程、頼りになる存在です。
仕事で大切にしていることは?
サービスエンジニアとして共通して言えることは、やはりお客様のとコミュニケーションです。挨拶から始まり挨拶で終わる。ご依頼いただいた内容を含めて、最後にしっかりと説明を行い、お客様が不明点なく終われるか、この点については最重要視しています。お客様にご理解いただけるよう専門用語をあまり使い過ぎずに、装置の前で指し示しながら説明をするように心がけています。
やりがいを感じるときは?
装置の使用頻度や測定内容を把握した後、それに応じたソリューションを提案させていただくのですが、その内容に興味を持っていただいた時や実際に作業のご依頼を受けた時はやりがいを感じます。
あなたにとってサービスエンジニアとは?
サービスエンジニアは、人とコミュニケーションを取ることが好きな方には楽しい仕事です。技術サービスをもってお客様に価値を提供できることが魅力だと思います。