現在の仕事内容は?
上下水道施設、食品・化学プラント、税関などに納められている計測制御システムや工業計器などのメンテナンスやソリューションサービスを行っています。比較的大きな設備が対象となるので、3~5名またはそれ以上の人数で対応しています。
印象に残っているエピソードは?
基本的に設備が稼動している状態でメンテナンスを行うことが多いので、誤作動を防止するために養生を施します。ある時、私が養生のされていない計器を誤って触れてしまった結果、設備が瞬間的に停止してしまったことがありました。自分がしてしまったミスに深く反省をして落ち込みましたが、一緒に作業をしていた先輩は決して私を責めることはせず「ミスは誰にでもあるから気持ちを切り替えて、次にミスをしないためにはどうしたらいいか一緒に考えよう」と励ましてくれたのです。この話は入社して北海道に配属されて1年目の話ですが、いつか後輩ができたときには自分もこのように優しくかっこいい先輩になりたいと思った瞬間でした。
仕事で大切にしていることは?
点検する装置の知識を学ぶこと以上に、お客様先の設備に関する知識が必要になります。作業中の誤作動を防止するため、図面などの事前確認を怠らずに現場へ入るようにしています。またお客様先によっては古い設備もあり、資料での事前確認が難しい場合もあります。そのような場合は先輩たちの過去の経験や知識を教えてもらいながら、現場で確認して判断をしています。日々の勉強で得た知識は、お客様とのコミュニケーションを図る上でも重要です。
現在の仕事に興味を持ったきっかけや入社の決め手になったことは?
私は高等専門学校出身で、4年生の時に当社のインターシップに参加しました。1週間ほど茨城にある研修施設に行き、併設されているモデルプラントで実際に稼動している設備に触ることができ、とても新鮮でおもしろい体験でした。その中でサービスエンジニアという職種を教えていただき、とても興味が湧きました。インターシップのプログラムには同じ高専出身の先輩も参加していて、会社の雰囲気をよく知ることができたのも、入社の決め手となった大きな要因です。その先輩を通していろいろな社員の方とお話をしましたが、みなさんコミュニケーション力が高いことが印象的でした。
あなたにとってサービスエンジニアとは?
設備のメンテナンスだけはなく、お客様と密に関わり、いろいろな提案をさせていただける仕事です。マルチに活躍できる職業だと思います。
やりがいを感じるときは?
私の出身地域は宮城県で、小学5年生の時に東日本大震災を経験しました。ライフラインが止まり、当たり前の生活が送れないことが衝撃的でした。現在仕事で扱っているのはまさに日常生活に不可欠な設備を支える装置なので、緊張感や責任感が伴いますが、同時に大きな達成感も得られます。
この会社の魅力は?
海外勤務も可能なためグローバルに働ける会社です。私が初めてタイに出張した時、言語の壁を感じつつも国内とは違うやりがいを感じました。普段は複数人でお客様先にお伺いしていますが、海外では単独での作業もあり、自分の実力が試される環境だと思っています。私も人生経験を積むために積極的にチャレンジしてみたいと思います。
就職活動中の方にアドバイスはありますか?
きっかけは本当にどんなことでも良いと思います。私の場合、少しでも興味がある会社は積極的にインターシップや説明会に参加し、その会社を知ることから始めました。参加してみることで新たな発見や出会いがあり、一歩踏み出したからこそ今があると感じています。