環境に配慮した製品とサービスの提供
環境に配慮した製品とサービスについて
日立ハイテクグループでは、2016年度から設計行為を伴う新規開発製品に対してエコデザイン(日立の環境配慮設計アセスメント)とライフサイクルアセスメント(LCA)の同時実施を推進することで部品の標準化や長寿命化、再生材活用、リサイクル容易化設計を図り廃棄物を削減しています。
エコデザインでは、製品・サービスのライフサイクルの各段階において、気候変動、資源枯渇、生態系劣化に影響を与える計30の環境影響項目を特定し、事業活動による環境負荷低減を多面的に評価して改善を図っています。特に、脱炭素社会の実現に向けてバリューチェーンにおけるCO2排出量(Scope3)にて比較的多くの割合を占めている「製品使用時のCO2排出量」低減に取り組んできました。この取り組みには国際規格IEC62430*1に準拠した設計・開発プロセスを取り入れており、環境負荷低減につながる製品の付加価値や競争優位性の向上につながり、開発プロセスを浸透させることで技術者をはじめとする関係者の環境に対する意識を向上しています。
ライフサイクルアセスメント(LCA)においては、新規開発製品について金属やプラスチック消費、水資源消費、気候変動、大気汚染などの地球環境への影響の主要因となる負荷を定量的に評価し、ステークホルダーへの情報開示や、次世代製品の設計改善に活用しています。
また、WEEEやRoHSなど各種環境規制にも準拠した製品を提供しています。
今後も自社の環境負荷低減に努めるとともに、環境に配慮した製品を開発し、お客様に、より環境負荷を低減した製品を提供していきます。
また、日立ハイテクグループは環境配慮型の各種装置・製品を取り揃えており、様々なソリューション提案を行っています。こうした環境貢献型ビジネスとサービスの提供によって、お客様の課題解決はもとより、CO2の排出削減に基づく脱炭素社会の実現、水や資源の有効利用に基づく循環型社会の実現、化学物質排出抑制による自然共生社会の実現に寄与していきます。
*1 国際電気標準会議規格で、電気・電子機器製品の「環境配慮設計」を定めたもの。
環境に配慮した製品および環境に貢献するビジネスとサービスは、以下のリンクからご覧ください。