ニューロダイバーシティ(脳の多様性)の推進
ニューロダイバーシティと当社の価値観
ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、特に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念です。*1
当社は、ダイバーシティ経営の一部として障がい者が生み出す価値に着目し、2023年度から「ニューロダイバーシティ推進プロジェクト」を推進しています。
*1 「ニューロダイバーシティの推進について(METI/経済産業省)」より引用
ニューロダイバーシティイメージ
個人の特性を活かした人員配置とサポート体制
当社では、これまでの障がい者の活躍領域を更に拡大すべく、2023年度より、発達障がいの方の就労支援に取り組む株式会社Kaienと提携し、ニューロダイバーシティに着目した採用活動を、那珂地区から開始しています。障がい者手帳の有無や、発達障がいの診断の有無に関わらず、当社の技術領域で活躍することに関心がある方に幅広くご応募いただきながら、特に、ソフトウェア開発や回路設計などの先端技術開発の領域を中心に、一人ひとりの多様性に合った、柔軟なマネジメント方法や業務アサインを実践しています。また、グループ特例子会社である日立ハイテクサポートに精神保健福祉士やジョブコーチ(職場適応援助者)を配置しています。定期面談など職場に対する専門性を含めたきめ細かなサポートを行いながら、活躍いただける領域を広げていきたいと考えています。
誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会をめざして
当社では、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった人々が、積極的に参加・貢献していくことができ、性別、年齢、障がいなど、人それぞれの違いを当たり前として受け入れ、多様な在り方を相互に認め合える共生社会の実現をめざしています。
今後はニューロダイバーシティの推進に加えて、就労意欲があっても働く機会に恵まれない可能性が高い地方の障がい者をフルリモートワークで雇用する事や、体調や症状の安定を図りながら就労ができるように更なる勤務の多様化を検討するなど、障がい者雇用においてもさまざまな視点から取り組みを展開していきます。
地方の障がい者がフルリモートワークで勤務
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