第33回 ポリマー材料フォーラムのご案内
日立ハイテクは、京都市のみやこめっせにて開催される「第33回 ポリマー材料フォーラム」において企業展示・ポスター発表を実施いたします。
企業展示では、Chemicals Informatics(CI)の仕組みと活用事例を展示いたします。
またポスター発表では、CIを活用した「結晶配向制御によるPEEK樹脂とアルミナの強接着化」というテーマで発表いたします。
本フォーラムに参加ご予定の方は、ぜひご参加ください。
開催概要
日時
2024年11月14日(木)~11月15日(金)
会場
みやこめっせ
〒606-8343
京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
参加費
ポリマー材料フォーラム参加費
お申し込み
受け付けは終了いたしました。
展示内容
化合物探索データベース「Chemicals Informatics」を活用した強度と生分解性を両立するバイオ由来樹脂の開発
カーボンニュートラルの実現に向けて、製造業などでバイオ由来樹脂の活用ニーズが高まっています。本展示では、バイオ由来樹脂の適用拡大に向けて、AI技術搭載の化合物探索データベース「Chemicals Informatics」を活用した開発事例に関するパネルをご準備いたします。公開データからバイオ由来樹脂の強度と生分解性を向上する添加剤を探索し、抽出した有望添加剤を含む樹脂を製作することで実験的にそれらの向上効果を実証しました。本技術の適用によりバイオ由来樹脂の適用拡大が期待できるとともに、汎用性樹脂の易解体技術への応用展開によりサーキュラーエコノミー社会の実現にも貢献できます。
ポスター発表内容
結晶配向制御によるPEEK樹脂とアルミナの強接着化
航空機や自動車などに用いられるPEEK樹脂とアルミニウムの接合において、界面での接着強度を高めるために、アルミニウム表面の酸化物(アルミナ)の結晶配向性を制御する研究を実施した。分子シミュレーションとスクラッチ試験・濡れ性試験の結果、アルミナ表面を(001)面とすることで、(100)面や(210)面に比べて飛躍的に接着強度・濡れ性を向上できることを明らかにした。さらに、公開データに基づいてAI分析するChemicals InformaticsによってPEEKの靭性を向上させる添加剤を選定した結果、ペンタフルオロスルファニル系フェノールとその類似物質が有効であることを見出した。
登壇者
発表者
岩崎 富生
株式会社日立製作所
研究開発グループ
弊社関連製品
学会サイト
お問い合わせ
株式会社 日立ハイテク
SCレジリエンス推進本部 マテリアルソリューション部
担当 柘植 悠太
お問合せ先 yuta.tsuge.ew@hitachi-hightech.com