日立ハイテクグループは、茨城県石岡市に約2.3haの国有林を借り受け、「日立ハイテクやさとの森」と命名し、2005年から60年間にわたる育林活動に取り組んでいます。
樹木のほとんどはヒノキですが、苗木を植樹してから16年経ち、その間下草刈り、枝打ちや間伐作業を進めながら森は成長し、年間13トンのCO2を吸収するに至っています。更に豊かな森にしていくことを目的に、日本生態系協会の協力を得ながら森のアップデートプランを進めています。より生物が生息しやすい環境へ転換する、生物多様性を高めるための要素(林床植物等)を林内踏査し、設定したエリアの調査結果に基づき日立ハイテクやさとの森の改善施策を進めていきます。
本年度も、10月18日(月)日立ハイテク本社、那珂地区、およびグループ会社の環境従事者、社員有志12名が活動に参加しました。活動はコロナ禍の影響にも十分配慮し、予防策を講じ調査を行いました。
育林活動についても、今回は樹木の伐採方法を森林管理署、森林組合の方々に指導いただき、一部ですが活動を実施することができました。
短い時間でしたが、多くの生き物を育む自然環境の再生に貢献することができました。
参加者は、この活動を通して自分達の森の成長を実感し、生物多様性保全活動への意識を高めるとともに、参加者同士の親睦を深めることができました。
日本生態系協会講師のレクチャーを受け調査開始
森林管理署職員がヒノキの伐採方法のレクチャーを実施
生物多様性を高めるための要素(林床植物など)を調査
参加者で記念撮影