2015年12月7日
株式会社日立製作所
世界トップクラスの医療機関との「協創」を通じて、
より優れた粒子線治療システムの実現をめざす第1回ユーザーミーティングを開催
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、11月17日、18日の両日、日立事業所(茨城県日立市)において、日立の粒子線治療システム(以下、システム)のユーザーを招き、第1回ユーザーミーティングを開催しました。当日は、世界中から日立のシステムを納入予定のユーザーを含め、世界の医療をリードする10施設のお客さまが参加しました。
現在、全世界で約50の粒子線がん治療施設がありますが、粒子線がん治療に対する関心の高まりを背景に、今後、米国・日本以外の地域での導入、システムの高精度化・高効率化、コンパクトで低コストな小型システムの導入拡大が予想されています。
日立は、世界トップクラスの医療機関にシステムを納入し、これまでに10,000名以上の患者を治療した実績があり、粒子線治療システムにおけるリーディングカンパニーとしてグローバルNo.1をめざしています。
日立は、社会イノベーション事業として、お客さまと課題を共有し、解決策をともに作り上げる「協創」の取り組みを推進しています。そこで今回、日立のシステムを使用している、または納入予定のお客さまを対象として、日立の開発・設計者と技術的な議論を行い、継続的なコミュニケーションの機会を設けるために、第1回ユーザーミーティングを開催しました。
ミーティングでは、より優れたシステムを実現するため、ユーザーの使用経験に基づく線量管理や治療計画システム、また粒子線がん治療分野で世界をリードする医療機関のニーズを取り入れた新技術の方向性を協議しました。ミーティング後、参加者からは日立の開発・設計者と深い技術的な議論ができたことに加え、初めてユーザー間でシステム使用経験に基づく知識やノウハウなどを情報交換することができ有意義だったとの評価がありました。
日立は、粒子線治療システムにおけるリーディングカンパニーとして、これからもユーザーミーティングを開催し、お客さまとの「協創」を通じて、より優れた最先端のシステムを実現・提供していきます。また、真に求められる利用価値の高いソリューションを提供することで、ヘルスケアイノベーションによる医療の質向上と効率化をめざし、医療業界のさらなる発展に貢献していきます。
照会先
株式会社日立製作所 ヘルスケア社 放射線治療システム事業部 粒子線治療ソリューション部
[担当:藤崎、大澤]
〒101-8010 東京都千代田区外神田四丁目14番1号
電話: 03-4564-3565 (直通)
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