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2018年11月14日
株式会社日立製作所

粒子線治療システムのさらなるグローバル展開に向けて、
世界トップクラスの医療機関と第4回ユーザーミーティングを開催

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集合写真

 株式会社日立製作所ヘルスケアビジネスユニットは、11月7日、8日の両日、上野イーストタワー(東京都台東区)において、日立の粒子線治療システム(以下、システム)のユーザーを招き、4回目となるユーザーミーティングを開催しました。当日は、日立がシステムを納入予定のユーザーを含め、日本、米国、アジアなどから世界の医療をリードする26施設のユーザーが参加しました。

 粒子線治療は、外科治療などの他の治療法に比べて副作用が少ないことや、治療後の社会復帰も比較的早く、高齢者にも適用できるというメリットがあることから、世界中で導入が進められています。日立では2001年以降、日本および米国の世界トップクラスの医療機関にシステムを納入しています。また、2018年6月に三菱電機の粒子線治療システム事業を統合し、これまでに52,000名以上の患者が日立のシステムで治療を受けるなど、粒子線治療システムにおいて、高い信頼性と実績を有しており、事業のグローバル展開を進めています。

 ユーザーミーティングは、日立の粒子線治療システムのユーザーである世界トップクラスの医療機関の医師・医学物理士・診療放射線技師と日立のシステム開発者が、システムに対する要望を協議し、ユーザー同士の情報共有の場となることを目的として、2015年から開催しています。過去3回のユーザーミーティングでは、新技術の方向性や治療時間の短縮、システムの品質保持やメンテナンス技術の向上などについて議論が行われ、その内容をより良い治療に向けた開発ロードマップに反映させてきました。

 4回目となる今回は、三菱電機のユーザーを含め昨年の2倍となる26施設のユーザーが参加し、粒子線治療のさらなる普及に向け、粒子線治療における不確実性や生物学的効果、これまでは議論されなかった重粒子線治療について活発な議論を交わしました。また、各施設での症例紹介では、世界トップクラスの医療機関の治療現場の報告が行われ、より患者に近い観点での情報共有を行いました。

 日立は、粒子線治療システムにおけるリーディングカンパニーとして、これからもユーザーミーティングを開催し、お客さまとの協創を通じて、より優れた最先端のシステムを実現・提供していきます。また、真に求められる利用価値の高いソリューションを提供することで、ヘルスケアイノベーションによる医療の質向上と効率化をめざし、医療業界のさらなる発展に貢献していきます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 ヘルスケアビジネスユニット 放射線治療システム事業部 [担当:髙田・大澤]
〒110-0015 東京都台東区東上野二丁目16番1号 上野イーストタワー
電話 03-6284-3741 (代表)

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