あなたは医療従事者ですか?
これより先のページは、日本国内の医療関係者の方を対象に日立ハイテク製品に関する情報を提供することを目的としています。
一般の方および日本国外の医療関係者への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
RayStationは、3D-CRT、IMRT、VMAT、TomoTherapyなどのX線治療計画や、各社の粒子線治療システムにも対応します。
Treat-and-protect、ビームウェイト、ウェッジなどを使用した従来型3D-CRT治療計画のための手動/自動ツールを搭載しています。また、インバースプランニング手法を用いて、セグメント形状、セグメントモニタユニット、コリメータ、ガントリ、およびカウチ角度の任意の組み合わせに関して自動最適化が可能です。
通常の3DCRTで実現困難なプラン
主に胸部(食道癌、肺癌)
IMRT照射時間の安静保持が不能な症例
3D-CRT optimizationを使用すると同等のクオリティの治療計画を簡便に作成可能
Planning Time:60分 → 15分
DMPO(Direct Machine Parameter Optimization)すなわち、治療装置のパラメータを直接最適化できることにより、Step-and-shootおよびスライディングウィンドウ計画の質とともに、計画・照射プロセスのスピードアップに貢献します。
シングル/マルチアークのVMAT計画および最適化に対応しています。目標とする線量に目的と制約を定義すると、治療装置の制限内で設定条件に最も適合した計画を作成します。最適化された計画の質を劣化させるような事後処理プロセスは必要ありません。
同時に2つの計画を最適化することにより、より自由度の高い治療計画を可能にします。Objective Functionを一元管理した上で、Beam Setごと、または計画全体のどちらかを選択し、線量制約を設定することができます。
RayStationは、TomoTherapy治療計画にも対応しています。MCOやAdaptive planningなど、RayStationの高度な機能をすべて活用できるため、最適な治療計画を効率的に設計することができます。TomoTherapy用の最適化機能には、ダイナミックジョーのサポート、照射時間の制約、および照射を回避すべき「Protect」領域の指定などが含まれます。
放射線治療の治療計画では、臨床的なトレードオフが常に大きな課題です。従来は、手動で試行錯誤しながら計画の最適化を繰り返して解決を図るという時間と手間のかかる方法しかありませんでした。RayStationのMCOは、ユーザー指定の優先順位と目的、制約に関してパレート最適による治療計画セットを迅速に作成。スライダーを動かすだけで相反する臨床目標同士のバランスを見ながら、リアルタイムに計画を微調整できます。
計算速度を誇るRayStationで、治療計画プロセスが根本から変わります。例えば、VMAT計画の計算時間について、最適化および最終線量計算に従来約10~17分かかっていたところを約2~4分にまで短縮。反復計算時のSVD法や、Reduce OAR時にもGPU計算が適用されるようになり、より実用的な処理時間になりました。
前立腺7門照射
100万ボクセル
26/40イテレーション
5秒CC最適化
2.5秒CC最終線量
肺
370万ボクセル
72/80イテレーション
前立腺
100万ボクセル
40/40イテレーション
21秒MC最適化不確定度1%
10秒MC線量
計算不確定度1%
RayStationではX線モンテカルロ線量計算アルゴリズムも使用でき、高いレベルの精度を実現します。
製造販売業者 | レイサーチ・ジャパン株式会社 |
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販売業者 | 株式会社日立ハイテク |
販売名 | 放射線治療計画ソフトウェア RayStation |
医療機器承認番号 | 22900BZI00014000 |
外国製造医療機器等 特例承認取得者 |
RaySearch Laboratories AB (publ) |