車載向け多用途高速データ伝送IC:APIX
現在、ドライバーをサポートするHMI(ヒューマン・マシーン・インタフェース)の開発競争が自動車業界では日々繰り広げられています。
より快適・安全な運転をサポートする為に、車へのディスプレイ搭載数の増加・高精細化・マルチファンクション化が求められています。
APIX(Automotive Pixel Link) はディスプレイECUと複数のディスプレイをつなぐ最も進化したSerDes (Serializer/De-serializer)です。
概要
APIXはHead Unitと高解像度化が進む各種車載ディスプレイ(Digital Cluster、Head Up Display、Central Information Displayなど)を結ぶドイツ・Inova社製の高速伝送インターフェースです。
特長
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業界最高水準の高速伝送(最大レート12Gbps)によりドライバーの安全な運転を支援
* 2レーンバンドル時。6Gbps/レーン - マルチディスプレイに対応し、快適な車内環境を提供
- 4Kコンテンツの伝送に対応
- 欧州を中心にOEM・Teir1から過去累計1億個の豊富な採用実績(APIX1、APIX2、APIX3及びAPIX IPのライセンシー製品含む)
- 常時固定リンクレートによる高EMI耐性
用途
* CID(Central Information Displays),HUD(Head Up Displays),RSE(Rear-Seat Entertainment system),Smart Gateway(道路と車のコネクティビティ)
APIXは様々なアプリケーションに対応し、ドライバーの安全・快適な運転をサポートします。
SerDes(Serializer/De-serializer)のAPIXは高速シリアル伝送によって、遅延なく高解像度映像、音声、制御信号、Ethernet等の様々なデータを1本のケーブルで伝送することを実現します。
さらに、CIDをはじめとした液晶パネルへ入力した情報をHead Unitへ送信するといった、双方向にデータを送信することを可能にした高性能なインターフェースです。