位相モード (PM)
原理: DFM(Dynamic Force Microscope)測定において、試料表面の吸着や粘弾性を反映しているカンチレバー振動の位相信号を表面形状像と同時に検出し、位相分布像を得ます。
![-](/jp/ja/media/1_pm_01_gif_tcm26-79970.gif)
吸着が小さい、表面が硬いといった場合、位相の遅れが小さくなります。また、吸着が大きい、表面が軟らかいといった場合、位相の遅れは大きく検出されます。
![-](/jp/ja/media/1_pm_02_gif_tcm26-79971.gif)
【位相モードの用途】
- 形状だけではわからない微妙な表面物性の違いを見る
- 高分子ブレンドポリマーの相分離構造の解析
- ラメラ構造の可視化
- 他の多機能モードの前段階テスト測定
位相モード(PM:Phase Mode)の適用例
ポリプロピレンブロックコポリマー (ブロックPP)のモルフォロジー観察
![-](/jp/ja/media/1_pm_03_jpg_tcm26-79972.jpg)
<参考資料>
スチレン-ブタジエン-スチレン(SBS)のミクロ相分離構造
![-](/jp/ja/media/1_pm_04_jpg_tcm26-79973.jpg)
<参考資料>
日立化成テクニカルレポートNo.36、7-16、(2001-1)
![ご案内画面](/jp/ja/media/lc_course8_04_gif_tcm26-79544.gif)
各資料をご覧いただくには、S.I.naviへの会員登録が必要です。
以下より承っております。