国立科学工業園区実験高級中学, 台湾
2021年2月、3月
今年はコロナ禍の影響もあったため、日立ハイテク台湾会社として初めてのオンライン授業も開催しました。以前、理科教育を開催した国立科学工業園区実験高級中学の先生のご協力の元、2月、3月の2回に分けて活動を実施しました。
2月はオンライン授業で、会社紹介と卓上電子顕微鏡の基本操作を紹介しました。3月は、学校に装置を持ち込み、出前授業を実施しました。
出前授業では、先生が用意したイカの歯舌を観察したほか、生徒たちも顕微鏡を操作して、自分たちで用意した蟹奴(カニの殻に寄生する生物)、タテスジヒメジンガサハムシ、クマムシなどの試料を観察しました。クマムシはとても小さいため、観察可能なクマムシの試料を探し、画像を捉えるのはとても大変でした。
この3月の出前授業で行った電子顕微鏡観察成果の研究発表は、全国中学校科学展示会(北二区)で最優秀賞を受賞しました。日立ハイテク台湾会社はこのような生徒たちの研究を支援できる活動を、これからも継続していきたいと思います。
生徒が苦労して撮ったクマムシ(爪の部分)の電子顕微鏡画像
国立科学工業園区実験高級中学の学生たち(最優秀賞の組)
最優秀賞をとった研究の電子顕微鏡画像
(左がタテスジヒメジンガサハムシが自分の糞で作った保護膜の画像、右が蟹奴の画像)