上海日本人学校に電子顕微鏡を持ち込み「理科教室出前授業」を開催
上海日本人学校 中国上海
2023/2/13
2月13日、上海日本人学校の中学2年生(5クラス140名)を対象に、約3年ぶりに実際に電子顕微鏡を学校に持ち込み、「理科教室出前授業」を開催しました。
これまで、中国はゼロコロナ政策により学校においても厳しい防疫体制が敷かれており、体験型の授業の開催が難しい状況にありましたが、昨年12月のゼロコロナ政策の解除されたことで、解除後初となる企業によるイベント開催になりました。会場は学校の体育館をお借りして、140名の生徒が一堂に会して授業を行うことができました。
まず、授業の冒頭では、キャリア教育の一環として、日立ハイテク上海会社の社長がスピーチを行いました。その後、日本の日立ハイテク本社からリモートで「昆虫のミクロな構造に挑もう」をテーマに授業を行いました。また、生徒の代表3名には卓上型電子顕微鏡の実機を操作してもらい、髪の毛や花粉、マスクの観察を行ってもらいました。質疑応答の際には、「最先端の電子顕微鏡を製造する目的は何か?」など、生徒たちから鋭い質問もありました。
アンケートでは、「理科への関心がより深まった」「社長の話で出会いの大切さを感じました」などの意見が寄せられました。また、「もっと実機操作の時間を設けてほしかった」などの要望もありました。
日立ハイテク上海会社では、生徒たちの意見や要望などを反映し、今後とも、理科に興味を持ってもらえるような授業を開催してまいります。
みんな集まって、電子顕微鏡の内部を興味深そうに見ていました
中国事業集団 集団長 兼 日立ハイテク上海会社社長による講話に熱心に耳を傾ける生徒たち
リモート授業に大勢の生徒たちが集まりました。