特集 第12回
土はどうやってできるの?
日本にある色々な土を知ろう
日本はいくつかの動く大地(海洋プレート)の上にあり、火山がたくさんあります。
また、日本は雨や雪の多い気候のため、火山の噴火によって降り注いだ火山灰や岩石が風化してできた
特徴的な土が数多くあります。
地図の番号をクリックすると、
各地の気候や環境でできる土の種類を
くわしく知ることができます。
特集 第12回
土はどうやってできるの?
日本はいくつかの動く大地(海洋プレート)の上にあり、火山がたくさんあります。
また、日本は雨や雪の多い気候のため、火山の噴火によって降り注いだ火山灰や岩石が風化してできた
特徴的な土が数多くあります。
地図の番号をクリックすると、
各地の気候や環境でできる土の種類を
くわしく知ることができます。
枯れて腐った植物が地中に溜まってできた泥状の土で、ピートモス、泥炭とも呼ばれます。北海道や福井県の
湿地帯がピートランドとして有名です。
火山灰と落ち葉などの植物からできた土です。有機物を
多く含むため色が黒く、水もよく含むことから、
黒ぼく土が分布している土地は畑として広く利用されています。
栃木県の男体山が噴火したときの火山灰が降り積もってできた土で、関東ローム層から採れます。アルミニウムや鉄を多く含み、他の土と比べて赤茶色をしています。
関東地方北部の赤城山が噴火したときにできた軽石が
風化したもので、関東ローム層から採れます。
富士山麓で採れる火山礫(火山の噴火により生じる2mm~64㎜の岩石破片)です。色が黒いのは、鉄分を多く含むためです。
火山灰は火山が噴火するときに、液体のマグマが発砲してできる細かい破片(2mm未満)で、桜島や伊豆大島など、噴火した火山の近くで見つかります。
火山の噴火による火砕流や火山灰からできた土で、
南九州に広く分布しています。水はけがとてもよく、そのような土で育つサツマイモなどが栽培されています。