高速液体クロマトグラフ Primaide®
あなたの分析を支える基本的なHPLCシステム。
シンプルなデザインとフロントアクセスは、普段の分析とメンテナンス操作を支援します。
* 「Primaide」は株式会社日立ハイテクの日本およびその他の国における登録商標です。
価格:お問い合わせください
取扱会社:株式会社 日立ハイテクサイエンス
(日本国内販売元:ジーエルサイエンス株式会社)
特長
Easy to Use
フロントアクセスレイアウト
カラムの取り換えや液漏れのチェックなどのユーザ操作やランプ交換などの簡単なメンテナンスは前面から行うことができます。
上下に可動できる手すり
溶離液ボトルが見やすい設計になっています。また、前面の手すりはボトル交換時には下部に下げることができます。
オプションのモジュール内蔵
脱気装置やグラジエントユニットなどのオプション品はモジュール内に内蔵できます。
シングルスウィングドア
Primaideは片側開きの扉を採用しています。設置スペースの有効活用や複数台設置に有効です。
モジュール制御とデータ処理可能なソフトウエア
ChromAssist Data StationはPrimaideシリーズを制御できます。
また、ChromasterやChromasterUltra RSも同一のソフトウエアで制御できます。
モジュール単独で使用する場合はUI-Pad(オプション)も選択できます。
System performance
送液安定性を支える技術
Primaide 1110ポンプでは、日立の倍速制御方式を継承しています。また、倍速のタイミングを最適化する技術を追加することで、ベースラインノイズや保持時間不良の一因である脈流を低減させています。
Robustness
すべてのモジュールにリークセンサを設置
万が一の液漏れを感知して処置できるようにリークセンサを設置してあります。
e-LineケーブルとUSBによる接続
e-LineケーブルはD-Lineケーブルを改良したものです。また、PCとの接続には汎用性の高いUSBケーブルを使用します。
GLP機能
水銀(Hg)ランプが内蔵されている検出器(UV検出器とDAD)では、254 nmの輝線を利用して自動校正を行います。
ケーブルや配管の取り回し
接続に使用するケーブルは安全のためのカバーで収納されます。また、溶離液と廃液の配管は専用の器具で固定されます。
ラインアップ・主な仕様
ポンプ
1110ポンプ:耐圧39.2 MPa
各種公定法を実現できるように設計された送液ポンプ
項目 | 1110 ポンプ |
---|---|
吐出流量範囲 | 0.001 ~ 9.999 mL/min |
最大吐出圧力 | 39.2 MPa (0.001 ~ 5.000 mL/min) 19.6 MPa (5.001 ~ 9.999 mL/min) |
外形寸法 | 340(W) × 464(D) × 159(H) mm |
混合溶液数*1 | 4液(最大) |
*1 低圧グラジエントユニット(オプション使用時)
オートサンプラ
1210 オートサンプラ:耐圧34 MPa
サンプル冷却も選択できるオートサンプラ
項目 | 1210 オートサンプラ |
---|---|
注入方式 | ダイレクトインジェクション |
洗浄機能 | シリンジによる洗浄液送液 |
ラック冷却機能 | 1~35℃ (冷却ユニット付きオートサンプラ使用時) |
バイアル設置可能本数 | 200本 (1.5 mLバイアル) |
カラムオーブン
1310 カラムオーブン
室温以下も設定可能なカラムオーブン
項目 | 1310 カラムオーブン |
---|---|
温度設定範囲 | 1~65℃(1℃ステップ) |
温度制御範囲 | 環境温度-15℃~環境温度+50℃ (上限は65℃) |
収納可能カラム数 | カラム長 250mm 3本(最大) |
外形寸法 | 340(W) × 464(D) × 159(H) mm |
検出器
1410 UV検出器、1430 ダイオードアレイ検出器、1440 蛍光検出器
ダイオードアレイ検出器や蛍光検出器も選択可能なラインアップ
項目 | 1410 UV検出器 | 1430 ダイオードアレイ検出器 |
---|---|---|
光学方式 | ダブルビーム比測光方式 | シングルビーム測光方式 |
波長範囲 | 190 ~ 600 nm | 190 ~ 900 nm |
外形寸法 | 340(W) × 464(D) × 159(H) mm | 340(W) × 464(D) × 159(H) mm |
項目 | 1440 UV蛍光検出器 |
---|---|
光源 | Xeランプ、Hgランプ(波長チェック用) |
波長範囲 | 励起光側:200 nm ~ 850 nm 蛍光側:250 nm ~ 900 nm (731 nm以上はホトマル交換) |
フローセル容量 | 12 μL(標準フローセル) |
外形寸法 | 340(W) × 464(D) × 297(H) mm |
オーガナイザー
項目 | オーガナイザ |
---|---|
出力 | DC 24 V、300 W ポンプ1台、オートサンプラ1台、検出器1台 (UV検出器もしくはダイオードアレイ検出器) |
溶離液瓶設置面積 | 314(W) × 280.8(D) mm |
外形寸法 | 340(W) × 445(D) × 207(H) mm |
関連データ
System performance
信頼性のための保持時間再現性
Primaide 1110ポンプの動作と1210オートサンプラの注入タイミングを同期させることができます。グラジエント溶離を行う場合、保持時間の再現性向上に寄与します。
液体クロマトグラフ(HPLC)の測定例を分野別に紹介します。
「HPLCの原理とシステム構成」から「各種検出法の特長」まで、知っておきたいHPLCの基礎を紹介します。
日立UHPLCの開発設計に従事した3名の技術者へのインタビューを紹介します。
ChromasterUltra® Rs による最新のアプリケーションを紹介します。
装置の保守・サービス会社のご案内です。