プレシジョン・システム・サイエンス社製全自動核酸抽出システム magLEAD 4gC/ magLEAD 12gC LiNK
プレシジョン・システム・サイエンス社製magLEAD(マグリード)は品質の良い核酸を迅速に再現性よく抽出可能なベンチトップ型全自動核酸抽出装置です。設計、開発、製造は日本国内。簡単、迅速に抽出した核酸はPCR、シーケンシング、NGSに用いることが可能です。
【ご注意】
- 本製品はPCR検査装置ではありません
- PCR検査装置はこちらよりお願いします
特長
プレパック試薬カートリッジ MagDEA® Dx
プレパック試薬はアプリケーションに合わせ、選択可能です。 いずれも核酸抽出に必要な試薬はすべてカートリッジ内に封入されており、煩雑な試薬調製は一切不要です。
- MagDEA Dx SV(サンプル量200 μLまたは400 μL)
- MagDEA Dx MV II(サンプル液量1 mL )
ユニバーサルプロトコル
一種類の試薬でさまざまなサンプル種に対応しているため、異なる種類のサンプルを装置にセットし、同時に核酸抽出することも可能です。サンプル種に合わせ、複数の試薬をそろえる必要もなくなりました。
簡単な3ステップ操作
シンプルな操作なので特別な訓練は不要です。手作業を必要とする時間は5分以下です。
最大4サンプルまたは12サンプルを最短30分以内で抽出
手作業を必要とする時間は5分以下、操作と抽出時間を合わせて約30分で核酸抽出が可能です。*1
信頼と実績の自動化技術
装置と試薬は欧州体外診断用医療機器規則:In Vitro Diagnostic Medical Device Regulation (IVDR) (EU) 2017/746 の厳格な規格に従い、設計・開発されています。
PSS独自技術であるMagtration® (磁性体粒子を用いた分離機構)を採用した自動化により、信頼性の向上とヒューマンエラーの低減に貢献します。
また、1サンプル専用レーン方式(直線上で処理を行う)とプレパック試薬カートリッジによりコンタミネーションを防止します。
*1 サンプル液量200 µLの場合約30分。400 µLの場合は約40分程度。
Magtration® およびMagDEA® Dxは日本、米国、欧州におけるPSSの登録商標です。
仕様
magLEAD 4gC | magLEAD 12gC LiNK | |
---|---|---|
同時処理サンプル数 | 1-4 | 1-12 |
ハンドリング液量 | 25 – 1,000 µL | 25 – 1,000 µL |
アプリケーション | サンプル 200 μL、400 μL、または1 mLからのTotal核酸の抽出 | |
抽出時間 | 約27分~/ run ※処理時間は、アプリケーションによって変わります。 |
|
温度制御 | 加温ブロック:40~95°C | 加温ブロック:40~95°C |
寸法 | W280 × D470 × H445 mm | W500 × D535 × H574 mm |
重量 | 約 19 kg | 約 55 kg |
拡張性 | USBポート × 2口 | USBポート × 3口 LANポート × 1口 |
標準付属品 | 内蔵UVランプ | |
オプション | 外付けバーコードリーダー | |
電源 | AC100-240 V 50/60 Hz 300 VA | |
欧州指令 | CE/IVD (欧州体外診断用医療機器規則 Regulation (EU) 2017/746)適合 |
専用試薬
MagDEA Dx SV:さまざまなサンプル種からの拡散抽出に対応したユニバーサル試薬
MagDEA🄬 Dx SVは、PSSの全自動核酸抽出システム向けに新たに開発された核酸抽出試薬です。
抽出試薬は磁性粒子を含む、核酸(DNA/RNA)の抽出に必要なすべての試薬がカートリッジに封入されており、PSSの自動化システムと組み合わせることで、実験者の手を煩わせることなく簡単に高品質な核酸を抽出および精製可能です。抽出された核酸は、リアルタイムPCR、RT-PCR等の工程で使用することができます。
CE/IVD (欧州体外診断用医療機器規則 Regulation (EU)2017/746)に則り、医療機器としての品質、安全性、そしてユーザーの利便性に関する厳格な規格に従って設計開発されています。
特長
- さまざまな検体種、検体量に対応したユニバーサルデザイン
- 目的に応じた複数の機種(magLEADシリーズ、geneLEADシリーズ)に対応
- CE/IVD (欧州体外診断用医療機器規則 Regulation (EU) 2017/746)適合
- 核酸の抽出に必要な試薬はすべてカートリッジ内に封入されており試薬調製は一切不要
- 異なる検体種から同時に核酸抽出が可能
- 迅速な核酸抽出が可能(約30分)
仕様
製品名 | MagDEA Dx SV |
---|---|
測定原理 | 磁性粒子法 |
対応サンプル | ヒト血清、またはEDTA、クエン酸を含む血漿、咽頭拭い液、鼻腔拭い液、尿、脳脊髄液、喀痰、便、EDTA、クエン酸を含むヒト全血 |
ターゲット | トータル核酸(ウイルスDNA/RNA, ゲノムDNA) |
サンプル量 | 200 / 400 μL |
溶出液量 | 50 / 100 / 200 μL |
抽出時間 | 約25 ~ 40分 |
MagDEA Dx MV II :ウイルス核酸抽出、cfDNA抽出に対応した高濃縮核酸抽出試薬
MagDEA🄬 Dx MV IIは、1 mLのサンプルからウイルス核酸、cfDNAの抽出が可能です。抽出試薬は磁性粒子を含む、核酸(DNA/RNA)の抽出に必要なすべての試薬がカートリッジに封入されており、PSSの自動化システムと組み合わせることで、実験者の手を煩わせることなく簡単に高品質な核酸を抽出精製することが可能です。
核酸溶出液量の最少量は50 μLであり、対象核酸を最大20倍濃縮することができます。抽出された核酸は、リアルタイムPCR、RT-PCR、TapeStation、デジタルPCRなどの後工程に使用することができます。
対応機種:magLEAD 4gC、 magLEAD 12gC LiNK、ジーンリード エイト
特長
-
ユニバーサル試薬
- 1度のランで同時に複数のサンプル種からの核酸抽出が可能です
- サンプル種ごとに抽出試薬を揃える必要がないため、試薬コストや試薬管理の手間を軽減することができます
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高濃縮抽出
-
最大20倍濃縮の核酸を得ることが可能です(50 μL溶出の場合)
*SV試薬(200 μLサンプル抽出時)と比べて、さらに約5倍濃縮することができます
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最大20倍濃縮の核酸を得ることが可能です(50 μL溶出の場合)
-
再現性良好
- 自動装置による抽出で、ターゲット核酸を再現性良く抽出することが可能です
-
極めて簡単な操作
- 必要な試薬はすべてカートリッジに封入されているため、実験者による試薬調製は不要です
- アルミシール剥がしや溶出液の分注などのマニュアル操作も不要です
-
ハイコストパフォーマンス(PSS社調べ)
- 低コストで高品質なcfDNAを抽出することが可能です
仕様
製品名 | MagDEA Dx MV II | |
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包装数 | 48テスト | |
保管条件 | 10 ~ 30℃ | |
ターゲット | ウイルス核酸(DNA/RNA) | cfDNA(cell free DNA / 血中循環DNA) |
サンプル量*1 | ヒトの血清、EDTAまたはクエン酸を含む血漿、咽頭拭い液、鼻腔拭い液、尿、唾液 | ヒトの血清、EDTAまたはクエン酸を含む血漿、尿、唾液 |
サンプル液量 | 1 mL | |
溶出液量 | 50 / 100 / 200 μL | |
抽出時間 | 約55分間(magLEAD使用時) | |
対応装置 | magLEAD 4gC、magLEAD 12gC LiNK、 全自動PCR検査システム ジーンリード エイト |
*1 サンプル種により前処理が必要です
MagDEA Dx SV RNA:ユーザビリティを追求した、トータルRNA抽出試薬
MagDEA🄬 Dx SV RNAは、PSSの全自動核酸抽出システム向けに開発されたトータルRNA抽出試薬です。
抽出試薬は磁性粒子を含む、トータルRNAの抽出に必要なすべての試薬がカートリッジに封入されており、さらに別添の凍結乾燥DNase Iは1サンプル分が専用チューブに小分けされています。PSSの自動化システムと組み合せることで、実験者の手を煩わせることなく簡単に高品質なトータルRNAを抽出および精製可能です。抽出されたトータルRNAは、リアルタイムPCR、RT-PCR等の工程で使用することができます。
* MagDEA🄬 Dx SV RNAは研究用試薬です
特長
- 手間のかかるトータルRNA抽出を完全自動化
- DNase Iは1サンプル単位に小分けされた凍結乾燥品
- 血液より分画された白血球、培養細胞、組織等からのRNA抽出に対応
- トータルRNAの抽出に必要な試薬は全てカートリッジ内に封入されており試薬調製は一切不要
製品名 | MagDEA Dx SV RNA |
---|---|
抽出原理 | 磁性粒子法 |
対応サンプル | 血液より分画された白血球、培養細胞 |
ターゲット | トータルRNA |
サンプル量 | 200 μL |
溶出液量 | 50 / 100 / 200 μL |
抽出時間 | 約65分 |
備考 | 別途、DNase Iならびに装置への架設時に使用するチューブアダプターが必要となります
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専用試薬カートリッジ
製品名 | 製品番号 | 内容量 | 内容 |
---|---|---|---|
MagDEA Dx SV | E1300 | 48テスト分 | ー |
MagDEA Dx MV II | E1323 | 48テスト分 | ー |
MagDEA Dx SV RNA | E1330 | 48テスト分 | ご使用に際しては、DNase Iが必要となります |
DNase I (Lyophilized) | E1330 | 48テスト分 | ご使用に際しては、チューブアダプターが必要となります |
前処理試薬
製品名 | 製品番号 | 内容量 | 内容 |
---|---|---|---|
Prep Buffer A | E1400 | 125mL | MagDEA Dx SV 専用の不活化用 buffer |
Prep Buffer B | E1401 | 50mL | FFPE 前処理用 buffer |
Proteinase K | E1402 | 5mL | FFPE 前処理用 buffer |
消耗品
製品名 | 製品番号 | 内容量 | 内容 |
---|---|---|---|
magLEAD Consumable Kit | F4430 | 50テスト分 | magLEAD 4gC / 12gC LiNK 用抽出に必要な消耗品キット |
製品安全データシート(MSDS)
MTJセミナーレポート
第34回 日本臨床微生物学会総会・学術集会(2023年3月21日号)
座長 | 長沢 光章 氏 国際医療福祉大学成田保健医療学部・成田病院検査部 |
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演者 | 石田 秀和 氏 藤田医科大学研究推進本部 産官学連携推進センター 藤田医科大学病院臨床検査部 |
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関連情報
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