クラウドサービスの誕生でSNSなど社会に変化を与える情報サービスが提供されています。
これからはIoTやAIの基盤サービスとしてクラウドサービスの活躍が期待されています。
WHAT IS CLOUD クラウドとは
CLOUD クラウドサービスとは
「クラウドサービス」とは、具体的にどのようなサービスだろうと思っている方も大勢いると思います。
クラウドはクラウドコンピューティングの略称で、データを自分のパソコンやスマートフォン、タブレット端末といったハードウエアに保存するのではなく、インターネット上で保存して利用するサービスのことです。保存したデータは自分のデバイス以外からも、編集や閲覧し、アップロードをすることができます。
一般的にはSNSなどがその例で、写真やメッセージをインターネット上にアップロードすれば大勢の人が閲覧できます。ビジネスの現場でもさまざまな情報サービスを提供するインフラとして利用されています。
クラウドには主に3つのタイプがあります。それぞれの違いや特徴についてご紹介します。
TYPE クラウドのタイプ
-
- アプリケーション利用型 SaaS
- Software as a Service
ソフトウエアやアプリケーションをクラウド経由で利用できるサービスです。
-
- インフラ利用型 PaaS
- Platform as a Service
MS Windows OSやLinux OSまでセットアップされている環境をクラウドで提供します。
お客さまでアプリケーションをインストールして利用できるサービスです。 -
- ハードウェア利用型 IaaS
- Infrastructure as a Service
情報インフラのハードウエア部分をクラウドで提供します。
お客さまでOSとアプリケーションをインストールして利用できるサービスです。
MERIT DEMERIT クラウド導入のメリットとデメリット
メリット
- 短期間でサービスイン
- 電話番号やメールアドレスなどを登録し、パスワードを設定すれば利用できるようになります
- さまざまな場所からアクセス可能
- クラウド上にデータがあれば、ネットワークに接続しているパソコンやスマートフォンなどさまざまなデバイスからアクセスできます。
- 複数人で同じデータを共有可能
- クラウド上ではデータを複数人で共有・閲覧することができます。
デメリット
- データ消失の可能性
- クラウドを管理するシステムに障害が起きた場合、クラウド上に保存していたデータやソフトウエアが消失してしまう可能性があります。
- 情報漏えいの危険性
- セキュリティが脆弱なクラウドを利用すると、サイバー攻撃を受けて、情報を抜き取られる可能性があります。
- 突然使用できなくなる可能性(使用できない期間がある)
- クラウド事業者の都合で予告なくメンテナンスが行われるとクラウドが利用できない場合があります。
SCENE クラウドサービス活用シーン
IoTとクラウド
IoT(Internet of Things)とは、さまざまなモノをインターネットにつなげ、モノ同士の情報を共有することを意味します。
工場の機械や、家電製品、自然現象の観測装置、医療機器などがインターネットにつながりはじめています。IoTを利用して、クラウド上に集められた膨大な情報を分析・可視化することによって、今まで解決できなかったさまざまな問題がスピーディかつ正確に解決できるようになります。例えば、工場のデータなどをIoTで即座に解析し生産性を向上するといったことが可能になります。
AIとクラウド
AIとはArtificial Intelligenceの略語で人工知能という意味です。しかし現段階では人工知能について明確な定義が決まっていません。例えば、機械やソフトウエアがデータから学習して人間のようにふるまう機能をさします。
AIとクラウドを組み合わせ、高性能サーバーで高速に処理することにより、リアルタイムで情報を学び、よりよい結果を導き出すことが可能です。さらに、膨大なデータをDeep Learning ※させることにより学習精度を向上させることができます。
※Deep Learning とは莫大なデータを学習させて、人間や動物の脳神経回路をモデルとしたアルゴリズムを多層構造化したもの