製品に関するFAQ(分析装置)
高速液体クロマトグラフ(HPLC)
Q1. 25cmの分析カラムを使用していてガードカラムをつけたいのですが入りません。対処方法を教えてください。
25cmのカラムにガードカラムを取り付ける際は、ガードカラムと分析カラムの間の配管部を緩やかにカーブさせて、オーブンに入れてください。
* 対象装置:共通
Q2. 分析カラムを付けると圧力が高くなりエラーとなってしまいます。対処方法を教えてください。
分析カラムに付属している取扱説明書に従い洗浄を行ってください。洗浄しても圧力が下がらない場合はカラムの交換を実施してください。
* 対象装置:共通
Q3. 分析カラムを外しても圧力が高いままです。どこが詰まっていますか。
オートサンプラとカラム、ポンプとオートサンプラを接続する配管を順に取り外し、どのユニットで圧力が上昇しているか確認します。ポンプ圧力上限エラーで送液が止まってしまう場合は、送液可能な流量まで下げてください。ユニットが特定できたら、同様に出口に近い方から配管を外して詰まっている部分を特定します。
<詰まりやすい部分>
- ポンプ: 配管、流路フィルタ
- オートサンプラ: 配管、注入バルブ、注入ポート、ニードル
検出器を接続すると異常に圧力が上昇する場合は、フローセルインレット/アウトレットチューブが詰まっている可能性もあります。
* 対象装置:共通
Q4. 送液されているのにピークが出てきません。対処方法を教えてください。
以下の点を確認してください。
-
バイアル番号、注入量、使用しているシリンジが変更されていないか?
→設定を確認してください。シリンジに気泡が入っていると試料を吸引できないことがあります。
気泡抜き、洗浄液の供給も確認してください。 -
検出条件が違っていないか?
→検出波長等確認してください。 -
試料濃度は所定濃度になっているか?
→念のため再調製してください。 -
溶離液・反応液を正しく調製しているか?
→念のため再調製してください。
* 対象装置:共通
Q5. 同じ時間にゴーストピークがでています。対処方法を教えてください。
カラムの汚れ、注入部の汚れなどが考えられますので流路を洗浄してください。また、グラジエント分析では溶離液に使用する水の不純物がゴーストピークとなって溶出することがあります。分析開始前の平衡化時間を長くするとゴーストピークが大きくなるようなケースは、水が原因となっている可能性が高いです。純水製造装置を使用する場合、保存した水は使用しないで、新しい、純度の高い水をご使用ください。
* 対象装置:共通
Q6. 分析してすぐにマイナス側のピークがでています。対処方法を教えてください。
分析開始後すぐにあらわれるマイナスピークはインジェクションショックの可能性があります。溶離液とサンプルの溶解液が異なると大きく出ることがあります。
* 対象装置:共通
Q7. ピークの面積が異なる場合の対処方法を教えてください。
大きく異なる場合は使用しているシリンジのサイズと設定しているシリンジのサイズが同じであるか確認してください。 面積値にばらつきがある場合はシリンジに気泡が入っていないか確認し、オートサンプラの消耗品が劣化していたら交換してください。
* 対象装置:共通
Q8~Q11は、会員制サイト「S.I.navi(エスアイナビ)」にてご紹介しています。
「S.I.navi」は、日立ハイテク取扱い分析機器全般に関する会員制情報サイトです。
会員の方はご使用製品の型式を登録の上、各リンクからご参照願います。
新規会員登録(登録無料)はこちらからお願いいたします。
Q8. ポンプシールの交換と液漏れまたは気泡について教えてください。
会員制サイト「S.I.navi」で下記のメンテナンス情報、トラブル解決情報をご紹介します。
<対象装置:L-2000シリーズ>
<対象装置:L-7000シリーズ>
Q9. ベースラインの異常について教えてください。
会員制サイト「S.I.navi」で下記のトラブル解決情報をご紹介します。
<対象装置:L-2000シリーズ>
<対象装置:L-7000シリーズ>
Q10. ランプの交換方法を教えてください。
会員制サイト「S.I.navi」で下記のメンテナンス情報をご紹介します。
<対象装置:L-2000シリーズ>
<対象装置:L-7000シリーズ>
<対象装置:LachromUltra>
Q11. 微量バイアルを使用したらサンプルが吸えていないことがあります。対処方法を教えてください。
微量バイアルの底にニードルが押しつけられて正確に吸引できていない可能性があります。オートサンプラのラックパラメータZ値を底に接触しないよう数mm小さく設定してください。
設定方法は取扱説明書をご参照ください。
会員制サイト「S.I.navi」で下記の取扱説明書を掲載しています。
<対象装置:L-2000シリーズ>
<対象装置:L-7000シリーズ>
<対象装置:LachromUltra>
ガスクロマトグラフ(GC)
Q1. カラムの空焼き(エージング)について教えてください。
カラムの説明書に記載されている MAX TEMP から 10%低いカラム温度に設定しインジェクション側のみカラムを接続します。キャリアガスを流した状態で 24時間空焼きします。
* 対象装置:共通
Q2. カラム圧力が上がらない。または低い場合の対処方法を教えてください。
インジェクションセプタムからのガス漏れを確認してください。
* 対象装置:共通