付録
A. 蛍光スペクトルの測定例
励起光に対して、ラマン散乱光、溶媒の蛍光、試料の蛍光、励起の二次光などいろいろな成分を含んでいます。
B. 用語集
1) | 感度 | 装置の性能を示す。通常、信号(Signal)と雑音(Noise)の比で表す。 |
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2) | キセノンランプ | 励起用の光源 |
3) | 蛍光 | 励起された試料が発する光 |
4) | 蛍光強度の単位 | 相対強度。無単位 |
5) | 蛍光検出器 | 発光の強度を測定する検知器。光電子増倍管(ホトマル)が一般的 |
6) | 蛍光スペクトル | 蛍光波長を測定したスペクトル |
7) | 検出限界 | 検出できる最も薄い試料の濃度。試料によって変わる。 |
8) | 検量線 | 蛍光強度を濃度値に換算するためのグラフ |
9) | 光電子増倍管 | → 蛍光検出器 |
10) | 細胞内Ca²+濃度測定 | 蛍光法の応用例の一つ。2種以上の波長条件の時間変化を一挙に測定する。 |
11) | 三次元測定 | 励起波長/蛍光波長/蛍光強度の三つの軸を持った蛍光測定。情報量が多い。 |
12) | スキャン | スペクトルを得るために分光器の波長を順次移動すること。または測定そのもの。 |
13) | Stokesの法則 | 蛍光波長は励起波長より長波長になるという法則。 |
14) | スペクトル補正 | 装置ごとの特性を打ち消す処理を施した測定。 |
15) | スリット | 分光器の出入口にあるスリット。スペクトルの分解能を決定する。 |
16) | 装置関数 | 装置ごとの特性 |
17) | 二次光 | 分光器に入った光の2倍の波長位置に現れる光。例えば、300 nmの光を入れると600 nmの波長に現れる。 |
18) | 白色光 | いろいろな波長成分を持った光。太陽光やキセノンランプの光。 |
19) | 波長 | 光の色(エネルギー)に対応する数字。単位はnm(ナノメートル)。 |
20) | 波長走査 | → スキャン |
21) | バンドパス | → 分解能 |
22) | 分解能 | どこまで狭いピークが測定できるかを表す。 |
23) | ラマン散乱 | 物質に光を当てたときに現れる光。散乱光の一種。 |
24) | りん光 | 発光の一種。励起光の照射を止めても、蛍光よりも長く光っている。 |
25) | 励起光源 | → キセノンランプ |
26) | 励起状態 | 試料がエネルギーを吸収している状態 |
27) | 励起スペクトル | 励起光の波長を走査して得られたスペクトル。吸収スペクトルに似ている。 |
28) | レスポンス | 出力データ値をなまらせる指標。スキャン速度に適した数値を選ばなければならない。 |
29) | 励起光 | 試料を励起するための光。 |