フタル酸エステル類スクリーニング検査装置 HM1000Aによる測定事例
欧州RoHS規制の改正により、2019年7月からフタル酸エステル類4種(DBP、DIBP、BBP、DEHP)が規制の対象として追加されました。
フタル酸エステル類は、プラスチックの可塑剤で、特に塩化ビニルの可塑剤として利用されています。塩化ビニル樹脂そのものは非常に硬いもので、可塑剤を配合することによって軟化させ、軟質塩ビとして電線被覆、電気絶縁テープ、医療器具、包装用フィルム等に利用されています。その他、フタル酸エステルを含有するリスクが高い材料としてゴム、接着剤等があります。
ここでは、身の周りのさまざまなものを実際にフタル酸エステル類スクリーニング検査装置 HM1000Aを用いて測定した事例を紹介します。