特集第11回
クイズに挑戦 ―昆虫の口のひみつ―
花の蜜や木の樹液、小さい昆虫など、私たちの身の回りの昆虫は、いろいろなものを食べています。
食べるものによって、吸ったり、なめたり、かんだり、食べ方を変えなくてはなりません。
昆虫の口の形が、食べ物によってどのように違っているのか調べてみましょう!
▼この中からえらんでね
昆虫サンプルのご提供:水野 壮 様
特集第11回
クイズに挑戦 ―昆虫の口のひみつ―
花の蜜や木の樹液、小さい昆虫など、私たちの身の回りの昆虫は、いろいろなものを食べています。
食べるものによって、吸ったり、なめたり、かんだり、食べ方を変えなくてはなりません。
昆虫の口の形が、食べ物によってどのように違っているのか調べてみましょう!
昆虫サンプルのご提供:水野 壮 様
ガの口はチョウと異なり、まっすぐで細長い形をしています。口の表面にはうろこ状の溝や、三角や細い針のような構造があり、口を食べ物にあてることで蜜や樹液を吸います。
ワラジムシの口は、体の下側にあります。よく朽ちていてやわらかく、湿った枯れ葉が大好きなワラジムシの口は小さく、あごは発達していません。ワラジムシの脚は14本あるので、実は脚が6本の昆虫の仲間ではありせん。
蚊は髪の毛1本よりも細い針状の口を刺して、ヒトなどの生き物の血を吸います。口の先端は、皮膚に穴を開けるのこぎりのような形をした部分や、血を吸うパイプなど、たくさんのパーツでできています。
ガの仲間であるカイコの幼虫は、大きなギザギザした顎で桑の葉をかんで食べます。口とは別に、糸を吐き出すための細いパイプ状の口があります。
クワコ(カイコの仲間)の成虫には口がありません。このように、ガの仲間には口がない種類のガもいて、幼虫の時に蓄えた栄養分で生きています。