PIO基板更新サービス
特長
ご使用システムの信頼性向上、保守性向上
PIO基板の経年劣化による故障を未然に防止します。
実装スペースの変更不要
同形式基板、同等機能基板のため、実装スペースの変更を必要としません。*
システム更新費用の分散化やメンテナンスコスト削減
システム一括更新の場合は、多大な費用を必要とします。PIO更新を別に行うことで更新費用の分散化が図れます。また重要ループ、基板種別順などを計画的に更新することで、メンテナンスコストの低減が図れます。
* PAI620、PAO610では、2SLOTが1SLOTとなります。
適用事例
計画的なPIO基板の更新によって、システム全体の信頼性向上と長寿命化が図れます。
電子部品の寿命
電子部品にも寿命・劣化があり、それぞれ固有のモードを持っています。
(各部品の寿命・劣化は、ご使用の環境により大きく変化します。)
部品名 | 寿命の定義例 | 主な寿命・劣化モード |
---|---|---|
アルミ電解コンデンサ | 定格温度条件にて保証時間を定義(初期容量の80%) | 電解液減少による容量低下 リップル増大による動作不安定 |
フォトカップラ | 定格最大電流・最大温度条件にて保証時間を定義(初期光量の80%) | LED光量減少によるON/OFF動作不良 |
LSI・IC・トランジスタダイオード | (明確な定義なし) | 酸化膜劣化・マイグレーションなどによる内部故障、出力停止 |
対象PIO基板
日立総合計装システムに使用の#600シリーズ PIO基板 を対象とします。
#600PIOシリーズの主な基板形式
形式 | 機能 | 形式 | 機能 |
---|---|---|---|
PAI620 | 絶縁形アナログ入力基板 (2SLOT) | PDI630 | デジタル入力基板 |
PAI624 | 絶縁形アナログ入力基板 | PDO630 | デジタル出力基板 |
PAI630 | 非絶縁形アナログ入力基板 | PPI610 | パルス列入力基板 |
PAI620I | 一括絶縁形アナログ入力基板 | PPI630 | パルス入力 (メモリ付DI)基板 |
PAO610 | アナログ出力基板 (2SLOT) | PPO610 | パルス出力基板 |
PAO614 | アナログ出力基板 | PCM600 | インテリジェント機器接続基板 |
部品(アルミ電解コンデンサ)使用場所例
その他形式のPIO基板や信号変換器、リレーユニットにつきましても、計画的更新を承ります。
詳細につきましては、お近くの担当サービスエンジニアにご相談ください。