現在の仕事内容(担当・ミッション)は?
私の所属するサービス設計センタでは、当社の技術サービスの質や効率向上を図るサービスメニュー・ツールの設計開発等を行っています。現在、私は2つのプロジェクトに参画しており、1つ目は「お客様の声」の収集・分析による新ソリューションの検討。2つ目はVRやAR等のxRといわれる仮想空間技術を用いたサービスエンジニアの技術トレーニング、教育コンテンツの制作です。サービスエンジニアの方に、どのような教育シナリオが良いか等を取材し、VR開発の担当者と共にエンジニアの希望に沿ったコンテンツ作りをしています。
会社に興味を持ったきっかけは?
就職活動時は、幅広く業界を見るように意識していました。日立グループの合同説明会で、当社の採用担当者からサービス設計センタの仕事を紹介され、また、先輩社員から具体的な業務内容をお聞きして、興味を持ちました。
入社の決め手は?
サービスメニュー・ツール設計開発の業務内容が、就職活動時に見ていた他の企業にはなく、面白そうだと思いました。社員の皆さんの表情が明るく、採用担当者の雰囲気が良いと思ったことも決め手の一つです。海外研修プログラムもあり、2019年には若手海外研修プログラムでボストンに語学留学も経験しました。
印象に残っている仕事のエピソードは?
入社一年目で、サービスエンジニアが使用する社内システムの仕様変更の一部を任されたことです。問題解決のためにはどのように改修すればよいのか検討した際、社内の設計基準に沿いつつ、エンジニアの希望は叶えられているか、開発者の工程は減らせているかなど、調整しながらベストなものを作り上げるのが大変でした。先輩にご指導いただきながら何度も提案し、結果的に自分の案が通った時はうれしかったです。これは入社して最も苦労した経験でもあるのですが、サービス設計センタの仕事で必要とされる考え方の基礎が学べましたし、今の仕事にも活きています。
苦労した話、失敗談を教えてください。また、その苦労をどうやって乗り越えましたか?
入社一年目に、社内システムの仕様変更に取り組んだ際、自分の提案について先輩方から数多くのご指摘を受けました。特に仕様の詳細な部分一つひとつについて質問攻めの状態だったので、説明に苦労しました(苦笑)。先輩方の設計への考え方は本当に深く、的確なので、感銘を受けました。説明が足りない点を認識し、説明の仕方についても改善できたので、良い経験になりました。
入社後に何か必要になったスキルはありますか?
自分の考えを論理的に説明する力が問われると思います。議論をする上で相手の発言を正確に理解することも大事ですし、自分の考えを相手に理解してもらえるように説明できることも必要なスキルです。
仕事をしていく上で、自分自身が成長した、変わったと思うところは?
誰かに説明する際、相手が理解しやすいように、どの部分からどのように順序立てて話をすべきか気を付けるようになりました。
仕事で一番大切にしていることは?
私たちが何かを改善したり、課題を解決したりすることは、サービスエンジニアがお客様へご提供する技術サービスの質や効率の向上につながり、ひいてはお客様のモノづくりや研究開発にもつながります。今後も改善提案や課題解決に一つずつ着実に取り組んでいきたいと思います。
仕事の魅力はどんなところにありますか?
ご要望に応えられた時の達成感、最先端の技術に携われる楽しさです。まずはその技術を自分で理解することが重要ですし、その技術が今どこまで応用が進んでいて、将来どこまで活用できるかを把握する難しさはあります。その中でも、「今後こういうことが可能になるのでは?」と想像を膨らませて考えることがとても楽しく、やりがいを感じている部分です。
将来の目標を教えてください。
自分自身の視点を広げ、もう一歩踏み込んだ具体案を提示することです。何が、いつまでに、どういった理由で必要なのか、かかるコストはどれくらいなのか等、先輩や社内の方々に納得していただけるような提案ができるようになりたいです。
どのような方が向いていると思いますか?
サービスメニュー・ツール設計開発の担当者は、さまざまなことに興味や関心を示し、こうしたらどうか、なぜそうなのかと、深く考えたり、分析したりすることが好きな方が合っていると思います。また、新しいことにチャレンジしたい、という意欲のある方が仕事を楽しめるのではないでしょうか。
あなたにとって“日立ハイテクフィールディング”とは?
お客様を大切にする会社です。「お客様第一」がとても社員に浸透している会社だと思います。