陽子線や炭素線などの粒子線を用いたがん治療の有効性は、医学物理の分野では70年以上も前から知られてきました。
粒子線治療の特長は、ブラッグピークと呼ばれる線量集中性を活用することにあります。ブラッグピークを患部に合わせて照射することで、患部への線量集中性を高めつつ、周辺の正常な組織への影響を抑えられます。
そのため、体を切らずに通院治療が可能であり、治療中の患者への負担が小さく副作用が少ないため、生活の質を維持した治療を実現します。粒子線治療が普及してきた背景には、患部へ照射する粒子線の高精度な照射制御技術や線量計画・管理技術の進歩があります。
日立は粒子線治療を実現する技術の高度化に寄与してきました。
粒子線治療の特長は、ブラッグピークと呼ばれる線量集中性を活用することにあります。ブラッグピークを患部に合わせて照射することで、患部への線量集中性を高めつつ、周辺の正常な組織への影響を抑えられます。
そのため、体を切らずに通院治療が可能であり、治療中の患者への負担が小さく副作用が少ないため、生活の質を維持した治療を実現します。粒子線治療が普及してきた背景には、患部へ照射する粒子線の高精度な照射制御技術や線量計画・管理技術の進歩があります。
日立は粒子線治療を実現する技術の高度化に寄与してきました。
- ※一般社団法人粒子線治療推進研究会の説明図
(https://www.particle.or.jp/hirtjapan/medical/about/merit.html)を元にイメージ図を作成
粒子線治療の主な適応疾患
- (下線部は、令和6年度より追加で保険適用となった症例)
- ※1 限局性で手術による根治的な治療が困難であるものに限る。
- ※2 限局性の固形悪性腫瘍。
- ※3 保険適用となるのは口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く頭頸部悪性腫瘍。頭頸部扁平上皮癌は先進医療Aとして実施する。
- ※4 早期肺癌(Ⅰ-ⅡA期)で、手術による根治的な治療が困難であるものに限る。
- ※5 先進医療Aとして実施するのは局所進行食道癌である。
- ※6 保険適用となるのは肝細胞癌(長径4cm以上)、肝内胆管癌、局所進行性膵癌で、そして手術による根治的な治療が困難であるものに限る。
- ※7 手術後に再発したもので手術による根治的な治療が困難であるものに限る。
- ※8 保険適用となるのは手術による根治的な治療法が困難である局所進行性子宮頸部腺癌、局所進行性子宮頸部扁平上皮癌(長径6cm以上)、婦人科領域の悪性黒色腫である。
- ※9 限局性及び局所進行性前立腺癌。
- 治療に関する具体的なお問い合わせは各医療機関にお尋ねください。
- 参照先:
- ※粒子線治療(陽子線治療,重粒子線治療)の保険適用となる疾患 | JASTRO 日本放射線腫瘍学会
- https://www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/particle_beam/2022/07/post-10.html
- ※先進医療Aとして実施する粒子線治療(陽子線治療,重粒子線治療)の疾患別統一治療方針 | JASTRO 日本放射線腫瘍学会
- https://www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/particle_beam/2022/07/post-9.html
- ※厚生労働省 令和6年度診療報酬改定説明資料等について
- https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196352_00012.html
- *1 医療機器承認番号:23100BZX00051000
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