日立は陽子線と重粒子線の両方を1つの治療システムから照射可能なハイブリッド粒子線治療システムを提供いたします。
ハイブリッド粒子線治療システムの長所
- 陽子線・重粒子線の線量分布を比較し、各患者に適した粒子線治療を選択・提供可能
- 保険適用等の面で、陽子線治療が先行している国もあり、集患や病院の収支計画を検討する面でも優れる
- 陽子線・重粒子線治療、それぞれの良さを提供可能
- 陽子線治療は小児がんに適すると言われており、日本では公的医療保険も適用
- X線と陽子線は生物学的効果(RBE)がほぼ同等であるため、従来の放射線治療の知識を陽子線治療へ活用でき、副作用の軽減を図りながら、より線量集中性を高められる
- 重粒子線治療は、肉腫や腺がんのような従来の放射線治療に抵抗性を示すがんや、局所進行がん、深部のがんへの効果も高いと期待される
- 従来の放射線治療や陽子線治療よりも、重粒子線治療はさらに短い期間で治療でき、患者負担軽減に貢献
ハイブリッド粒子線治療システム 主な製品仕様
- 陽子・重粒子スキャニング技術:標準搭載
- 画像誘導位置決めシステム(3D/3D,3D/2D):標準搭載
- 動体追跡照射システム:搭載可能
- 呼吸同期システム:接続可能
現在、国内ではハイブリッドシステムの保守サービスを提供しております。
海外では、2019年5月、中国のお客様にハイブリッド治療システムをご契約いただき、納入準備を進めております。
- ※製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。
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