がん治療における重粒子線*1とは炭素線のことを指し、炭素イオン(C6+)を用います。
重粒子線は、陽子線よりもさらに線量集中性が優れ、がん細胞に対する殺傷効果が2~3倍大きいとされているため、照射回数をさらに少なく、治療期間をより短くすることが可能です。肉腫や腺がんのような従来の放射線治療に抵抗性を示すがんや、局所進行がん、深部のがんへの効果も期待されています。
重粒子線は、陽子線よりもさらに線量集中性が優れ、がん細胞に対する殺傷効果が2~3倍大きいとされているため、照射回数をさらに少なく、治療期間をより短くすることが可能です。肉腫や腺がんのような従来の放射線治療に抵抗性を示すがんや、局所進行がん、深部のがんへの効果も期待されています。
※重粒子線治療の効果は、一般社団法人粒子線治療推進研究会の解説を基にしています。
(https://www.particle.or.jp/hirtjapan/medical/about/merit.html)
*1 重粒子線とは:
重粒子線とは、日本の重粒子線医学において、ヘリウム(He)より重い原子番号をもつ原子の原子核(重イオン)ビームを指します。しかし、重粒子線のひとつである炭素線が20年近くにわたりがん治療に用いられていることから、がん治療における「重粒子線」とは、「炭素線」を指します。
※一般社団法人粒子線治療推進研究会の重粒子線の定義を参照しております。
https://www.particle.or.jp/hirtjapan/medical/about/about.html
患者に優しいがん治療をめざして
-大阪重粒子線センターと日立の協創事例-
患者に安心感を与える
治療室デザイン
- 2018 グッドデザイン賞(日本)
- 2019 iF Design Award(ドイツ)
重粒子線治療システムHyBEAT 主な製品仕様
- スキャニング技術:標準搭載
- 画像誘導位置決めシステム(3D/3D,3D/2D):標準搭載
- 動体追跡照射システム:搭載可能
- 呼吸同期システム:接続可能
加速器の小型化
シンクロトロン加速器の小型化で、都心部でも導入可能なコンパクトなシステムを実現
- 430 MeV/u のシンクロトロンでは世界最小の設計を採用
- 入射器をシンクロトロンの内側に配置し、設置スペースを縮小
- ※製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。
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