分光光度計基礎講座 第1回 紫外・可視分光光度計で何ができる?
溶液の濃度がわかる(何がどのくらい入っているか)
別名「定量分析」といわれ、最もポピュラーな使用方法です。濃度がわからない試料を、あらかじめ濃度のわかっている溶液と比べて濃度を決定する方法です。
物質の特徴がわかる
例えば夏は山や海で、冬はスキー場でお世話になるサングラスやUVカットの化粧品や洋服。本当にカットされているかどうか「透過率」を測定すれば一目瞭然です。 各物質は、それぞれ特有の「スペクトル」を持っています。これは何だろうと思ったとき、心当たりのある物質のスペクトルと比較する(同定)ということもできます。
分子の構造がわかる
物質は分子からできており、分子は原子の集まり、ということは知っていますか?この分子はそれぞれ特徴のあるスペクトル(位置、強さなど)を持っています。