陽極酸化によるパターン形成
ジャンル | 半導体・エレクトロニクス, 無機材料 |
---|---|
モード | ラスター加工 |
測定領域 | 5µm |
ステーション | NanoNaviReal |
装置 | Nanocute |
解説
(a)
(b)
(c)
大気中で、導電性のAFM探針をシリコン基板に接触させ、試料側に正電圧を印下しながら走査すると、試料表面に存在する吸着水を介した陽極酸化反応を誘起し、ナノレベルの酸化物を形成することができます。近年、このようなナノリソグラフィの手法は、プローブ記録や新たなデバイスの作製法として注目されています。
Fig.1(a)は、陽極酸化を行う前のシリコン基板表面をDFM観察した画像です。試料側に+5Vの電圧を印加したラスタ加工により「SPM」という文字パターンを形成した後、DFM観察した画像がFig.1(b)です。
Fig.1(c)は色を変えた3D画像です。
1)
陽極酸化アート→2001年トライボロジー会議トライボアートコンテストに出品いたしました。
引用文献:
1) 山岡武博: "走査型プローブ顕微鏡の基礎と応用", 材料技術, 23(2005)211.
関連情報
走査型プローブ顕微鏡(SPM/AFM)に関する測定手法、測定例の一部を、会員制情報検索サイト「S.I. navi」でご提供しています。
リストの一部はこちらからご覧いただけます。
「S.I.navi」は、日立ハイテク取扱分析装置に関する会員制サイトです。
お客さまの知りたいこと、日々の業務に役立つ情報を「S.I.navi」がサポートします。
日立電子顕微鏡をご使用されているお客さまは、「S.I.navi」上で製品情報をご登録いただくと、日立電子顕微鏡ユーザー限定サイト「Semevolution(セメボリューション)」にて、さらに多くの関連情報をご覧いただけます。