2002年度作品「飛翔」
20世紀中に全ゲノムの解読が完了したと言われるシロイヌナズナは、21世紀の分子生物学研究モデルとして注目されています。
この写真は、シロイヌナズナの葉の表層細胞が成長したトライコームを低真空SEMで撮影したものです。
この絵は、まさに新時代を目指して細胞の海を離れようとする飛鳥の姿を想像させます。
2002年(第58回)日本電子顕微鏡学会
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:シロイヌナズナの葉
- 測定装置:走査電子顕微鏡 S-3500N+クールステージ
- 加速電圧:15 kV
- 撮影倍率:200倍
- 試料室内圧力:30Pa
- 試料ステージ温度:-12℃
試料ご提供:京都大学 化学研究所 青山卓史様
*: 作成者の所属情報は作成当時の情報です。
*: この作品は日本顕微鏡学会主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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