2008年度作品「宇宙で一番小さなカエル」
電子顕微鏡のなかで、小さなカエルに出会いました。このカエルの正体は珪藻の細胞壁にある微細な突起です。カエルの顔は唇状突起、足の部分は有基突起と呼ばれる構造で、別々に撮影した写真を組み合わせたものです。これらの突起の内部は中空で、それぞれ粘液や繊維を細胞外に放出し、珪藻の浮力を高める働きをしています。
2008年(第64回)日本顕微鏡学会
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:珪藻
- 測定装置:走査電子顕微鏡 SU-1500
- 加速電圧:15 kV
- 信号:二次電子像
*: 作成者の所属情報は作成当時の情報です。
*: この作品は日本顕微鏡学会主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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