\2010年度作品「小鳥のかくれんぼ」
小鳥が自分にぴったりな丸い巣穴に、じっと身を潜めています。これは、セラミックの着色部分をArイオンビームで断面作製し、低真空SEMで観察したもので、介在物の存在が明確になりました。
反射電子像で観られたセラミックの結晶粒は降り積もる雪のようで、寒い冬に見つけた巣穴で春の訪れを静かに待っているようです。
2010年(第66回)日本顕微鏡学会
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:セラミック
- 測定装置:走査電子顕微鏡 S-3400N(断面作製:イオンミリング装置 E-3500)
- 加速電圧:5 kV
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*: この作品は日本顕微鏡学会主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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