2023年度作品「水と油の星雲」
宇宙を漂う星雲のような構造は、SE-ADM*法を使用し、重金属を蒸着した隔膜越しの大気圧空間で食器用洗剤を観察したものです。このSE-ADM法は信号の検出に高エネルギーの電子ビームを必要としないため、試料のダメージを抑制できます。また、信号の検出に試料と電子ビームの直接的な相互作用を必要としないため、界面活性剤のような軽元素からなる試料に対しても、星のように輝度の高い画像を取得できます。
* Scanning Electron - Assisted Dielectric Microscope
2023年度(第79回)日本顕微鏡学会
写真コンクール出展作品
撮影条件
- 試料:食器用洗剤
- 測定装置:SU5000
- 加速電圧:3 kV
- 倍率:2,500 倍
*: 作成者の所属情報は作成当時の情報です。
*: この作品は日本顕微鏡学会主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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