2004年度作品「Neuron's "Newton"Apple」
凍結割断レプリカ法にて作製したウシ小脳の透過電顕像を擬似カラー表示した写真です。
ニューロンの微細構造が高コントラストで観察されています。
その中に、まるで、りんごのような構造の小胞を見つけました。
名づけて、“Neuron’s Newton Apple”。
ニュートンがりんごの落下するのを見て、万有引力の法則を思いついたというエピソードに思いを馳せながら、その法則を発見したその瞬間、おそらく、ニュートンの脳の中でも、斯くのごとく、ひらめきが走ったに違いない。
そんな情景を彷彿とさせる一枚の写真です。
2004年(第60回)日本顕微鏡学会(8APEM)
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:急速凍結・ディープエッチレプリカ法にて作製したウシ小脳
- 測定装置:電子顕微鏡 H-7650
- 撮影倍率:25,000倍
- 加速電圧:120 kV
試料ご提供:東京大学 医科学研究所 片山栄作様
*: 作成者の所属情報は作成当時の情報です。
*: この作品は日本顕微鏡学会(8APEM)主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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