2005年度作品「湖畔の花」
マウス十二指腸に寄生した原虫の細胞体および線毛断面の走査透過電子顕微鏡による暗視野STEM像を擬似カラー表示した写真です。線毛の微小管の9+2構造や細胞質内部のリボソーム様顆粒の分布は、のどかな湖畔に広がる花畑と入り江に咲く6本の水中植物のようです。このようなミクロの世界の美しい構造は生命の神秘を彷彿とさせます。
2005年(第61回)日本顕微鏡学会
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:樹脂包埋マウス十二指腸(寄生原虫部分)
- 測定装置:超薄膜評価装置 HD-2300
- 撮影倍率:50,000倍
- 加速電圧:200 kV
*: 作成者の所属情報は作成当時の情報です。
*: この作品は日本顕微鏡学会主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
*: 「nanoart」に掲載された写真、文章の無断転載を禁じます。
*: 「nanoart」は(株)日立ハイテクの日本国内における登録商標です。