2017年度作品「流紋岩に咲いたハマナスの花」
流紋岩のCL像のなかにハマナスの花が咲いた。この花はマグマが冷却するときに析出したクリストバライトと斜長石の放射状結晶(球晶)である。花弁の部分は50-100 nmの微細結晶組織、雄蕊は長さ2-10 μmの結晶でできている。流紋岩の中に咲いたハマナスの花はマグマの冷却の歴史を記録している。
2017年(第73回) 日本顕微鏡学会
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:流紋岩
- 測定装置:走査電子顕微鏡 SU3500
- 検出信号:カソードルミネッセンス
- 加速電圧:15.0 kV
- 倍率:400倍
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*: この作品は日本顕微鏡学会主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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