2004年度作品「サンゴ礁」
真っ青な南の海に広がるサンゴ礁。そんな自然界の美しい光景を想像させるこの写真はSTEM(走査透過電子顕微鏡)を用いて撮影したSi-W-Oウィスカー群の二次電子像(図a)です。一本のウイスカーは、数百nmサイズで、これらが一面に成長しています(図b)。場所により、角柱状に(図c)、または表面が数nmのステップ状に(図d)成長したものがあります。像内の左下から右上に伸びる明るい帯は、海中に佇む巨大なサンゴ礁を照らす太陽の光の様に見えます。
2004年(第60回)日本顕微鏡学会(8APEM)
写真コンクール 出展作品
撮影条件
- 試料:Si-W-Oウィスカー結晶
- 測定装置:超薄膜評価装置 HD-2000
- 撮影倍率:5,000倍
- 加速電圧:200 kV
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*: この作品は日本顕微鏡学会(8APEM)主催、「写真コンクール」に出展された作品です。
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